東南アジアのトレーディングカード市場は、2月20日に決行されたポケモンカード最新弾『Ascended Heroes』の主力製品投入による興奮が冷めやらぬ一方、供給不足を突いた悪質な詐欺事件の摘発が相次ぎ、市場全体が警戒を強めています。
1. 【ポケモン】新弾『Ascended Heroes』主力製品が本発売、ETBは定価の2.5倍超を維持
1月30日の先行発売から配送遅延が続いていた**エリートトレーナーボックス(ETB)**等の主力製品が、2月20日より東南アジア全域で正式に発売されました。
- 市場の反応: 供給量は増えたものの、先行分の枯渇を背景に依然として品薄状態です。二次流通市場でのETBの価格は約120ドル〜150ドル(約1.8万〜2.2万円)前後と、定価(49.99ドル)を大きく上回る推移を見せています。
- 注目レア: 限定プロモ「Nのゼクロム」への需要が依然として極めて高く、BOX全体の価値を底上げしています。
- 参照元URL: Pokemon.com – Ascended Heroes Product Showcase / TCGplayer – Price Trends 02/18/2026
2. 【事件】シンガポール警察、ポケカ詐欺で20代の男2人を相次ぎ逮捕
新弾の供給不足に乗じた悪質な「予約詐欺」が摘発され、大きな波紋を広げています。
- 詳細: シンガポール警察(SPF)は2月上旬に25歳と24歳の男をそれぞれ逮捕しました。SNSや「Telegram」で『Ascended Heroes』の確実な予約を謳い、計2,000万円以上を詐取した疑いです。
- 手口: PayNow等での直接送金を促し、入金後に連絡を断つ手法。当局は「価格がうますぎる場合は注意し、公式販売店を利用するように」と強く警告しています。
- 参照元URL: Singapore Police Force – Man Arrested For E-Commerce Scams (Feb 11, 2026)
3. 【遊戯王】新禁止制限(2月2日版)が環境を激変:マリスQがついに禁止へ
2月2日に施行された最新リミットレギュレーションにより、東南アジアのアジア英語版(AE)環境から王者が陥落し、メタゲームが刷新されました。
- 規制の内容: 環境を独走していた「Maliss <Q> White Binder」が禁止されたほか、「増殖するG」の制限化により先行・後攻のバランスが根本から変化しました。
- 現在のメタ: マリスの失墜を受け、「Mitsurugi(御剣)」や「Ryzeal(ライゼオル)」がシェアを急拡大。先行の爆発力を抑えるため、サイドデッキへの「ドロール&ロックバード」等の採用が必須となる「ポスト・マリス」環境が定着しています。
- 参照元URL: Yu-Gi-Oh! Official – Forbidden & Limited Lists February 2, 2026
4. 【ワンピース】最新弾『EB-04』コビーのコミパラ相場が「10万円」超を堅持
1月31日に発売されたエキストラブースター『エッグヘッド・クライシス [EB-04]』のシングルカードが、依然として高値を維持しています。
- 最新相場: コミックパラレル仕様のコビーが、二次流通市場で約**100,000円〜110,000円(約720ドル)**前後をキープ。ジュエリー・ボニー(Lパラレル)も高い需要を維持しており、3月にシンガポールで開催される「Bandai Card Games Fest」を前に、市場の流動性が高まっています。
- 参照元URL: SNKRDUNK – One Piece TCG Price Guide: Egghead Crisis
5. 【イベント】シンガポール「Bandai Card Games Fest 25-26」事前登録が最終盤へ
3月に開催されるバンダイの大型合同イベントに向けた準備が進んでいます。
- 概要: ワンピース、デジモン、ガンダム、ユニオンアリーナが一堂に会するイベント。入場や物販にはアプリ「BANDAI TCG+」を通じた事前登録が必須であり、現地コミュニティでは参加権や限定アイテムを巡る情報共有が活発化しています。
- 参照元URL: Bandai Card Games Fest 25-26 Official Website