本日の中国トレーディングカード市場に関する最新の動向をまとめました。2月中旬は、中国最大のトレカ企業「カヨウ(Kayou)」の圧倒的な存在感と、世界的人気IPの新展開が市場を牽引しています。
1. 市場・ビジネス動向
■ カヨウ(Kayou)、中央テレビ(CCTV)春節晩会の独占カードパートナーに選出 2月5日の正式発表を受け、中国最大のトレカメーカー「カヨウ(Kayou)」が、中国で最も視聴される旧正月特番『2026年中央テレビ春節聯歓晩会』の独占的カードパートナーとなりました。
- 背景: カヨウは2024年に売上100.6億元(約2,100億円)を記録し、香港証券取引所への上場(IPO)を急いでいます。今回の国家レベルの番組とのコラボレーションは、ブランドの信頼性を高め、上場に向けた大きな後押しになると見られています。
- 参照元: moomoo証券 – Kayou【810558】最新ニュース
2. 新商品・限定品情報
■ ポケモンカード中国大陸版:2026年「新年ギフトボックス」が市場で活況 2026年の干支「午(うま)」をテーマにした中国限定の新年ギフトボックスが、春節期間を迎え、国内外のECサイトで高頻度で取引されています。
- 内容: 限定の磁石や、最新の簡体字版パックが封入されたコレクション性の高い内容です。
- 参照元: AliExpress – ポケモン 新年ギフトボックス 2026 簡体字中国語版
■ Riot Games『Riftbound』:第2弾「Spiritforged」が中国先行で波及 『League of Legends』のトレカ『Riftbound』の第2弾セットが、グローバル(英語圏)の2月13日発売に先駆け、中国では昨年12月から展開され、現在もメタゲームの中心となっています。
- 動向: 中国市場がテストマーケットとしての役割を果たしており、英語圏での発売(本日2月14日前後)に合わせて、中国の二次流通市場でも先行カードの価格再編が起きています。
- 参照元: AV Club – Riftbound Second Set February 2026 Release
3. 禁止・制限改訂情報
■ マジック:ザ・ギャザリング(MTG)、2月9日に最新の禁止制限を発表 中国でも多くのファンを持つMTGにおいて、最新の制限告知が行われました。
- 主な内容: ヒストリックフォーマットで「エルドラージの寺院」や「ナカティルの最下層民、アジャニ」が禁止される一方、「否定の力」などの強力なカードが禁止解除となりました。
- 市場への影響: 改訂直後、中国国内のカード取引プラットフォームでは、解禁されたカードの需要が急増し、価格が乱高下しています。
- 参照元: Magic: The Gathering – 2026年2月9日 禁止制限告知
4. 高騰・投資動向
■ 2026年のTCG世界市場予測:92億ドル規模へ、アジアが成長の柱 最新の市場分析レポートによると、2026年の世界TCG市場は昨年の84億ドルから**92億ドル(約1.4兆円)**に成長する見込みです。
- 要因: 中国を含むアジア地域でのコレクター増加と、鑑定カード(PSA/BGS)による「資産化」が加速しています。特に中国では、実店舗とライブコマース(抖音/Douyin等)の融合が、若年層から富裕層まで幅広い資金を市場に呼び込んでいます。
- 参照元: Global Market Insights – Trading Card Games Market Forecast 2026-2035